About us
山中・津野研究室では,工学地震学(地震防災や地下構造探査のための地震学)と地震工学(地震災害軽減の耐震工学)を主な研究分野として野外での観測と数値計算の両面から研究活動を進めています。こうした研究分野は,理学と工学の境界領域ですので,建設工学系学会と地球物理系学会の両方で研究活動を行っています。
現在の研究テーマは以下に挙げられます。
@地盤震動 A強震動の数値シミュレーション B 弾性波による地下構造探査 C最近の被害地震の被害調査と余震観測 D海外での共同研究(インドネシア,トルコ,ペルー,中国など)
2003 年十勝沖地震では,石油タンクから可燃物が溢れ出し,タンクの全面火災となりました。これは,石油タンクのある苫小牧周辺の厚い堆積層に増幅された長周期地震動が原因です。長周期地震動の評価は,石油タンクのほかに,高層建物などの耐震設計でも重要になります。長周期地震動の予測には,深部地盤の S 波速度分布のデータが不可欠なものです。本研究室では,首都圏の3次元 S 波速度構造の構築を目指し,S 波速度構造探査を行っています。得られた3次元 S 波速度構造モデルを用いて,首都圏の長周期地震動の予測を行っています。最近は,スーパーコンピュータを使った並列計算も行っています。強震動の評価では,地盤モデルをどうつくるかが重要になります。地盤モデル化では,弾性波,電気抵抗,重力などの地盤探査データから地下構造モデルを構築する際に最小2乗法などの逆解析が用いられています。山中研究室では,遺伝的アルゴリズムや焼きなまし法などの新しい最適化手法を地盤探査や地震動データの逆解析に応用する研究を行っています。
現在の研究テーマは以下に挙げられます。
@地盤震動 A強震動の数値シミュレーション B 弾性波による地下構造探査 C最近の被害地震の被害調査と余震観測 D海外での共同研究(インドネシア,トルコ,ペルー,中国など)
2003 年十勝沖地震では,石油タンクから可燃物が溢れ出し,タンクの全面火災となりました。これは,石油タンクのある苫小牧周辺の厚い堆積層に増幅された長周期地震動が原因です。長周期地震動の評価は,石油タンクのほかに,高層建物などの耐震設計でも重要になります。長周期地震動の予測には,深部地盤の S 波速度分布のデータが不可欠なものです。本研究室では,首都圏の3次元 S 波速度構造の構築を目指し,S 波速度構造探査を行っています。得られた3次元 S 波速度構造モデルを用いて,首都圏の長周期地震動の予測を行っています。最近は,スーパーコンピュータを使った並列計算も行っています。強震動の評価では,地盤モデルをどうつくるかが重要になります。地盤モデル化では,弾性波,電気抵抗,重力などの地盤探査データから地下構造モデルを構築する際に最小2乗法などの逆解析が用いられています。山中研究室では,遺伝的アルゴリズムや焼きなまし法などの新しい最適化手法を地盤探査や地震動データの逆解析に応用する研究を行っています。